ワタクシ、歯科治療が苦手です。なので、日頃の入念な歯磨き・歯科での定期的なメンテナンスを心掛けています。
約2年前になりますが、左上の親知らずがチョッピリと顔を出し始めました。親知らずの生えてくるようなお年頃はとーっくに過ぎているのにね。
その親知らずが虫歯(ほんのちょっと)になっちゃいましたー。それで抜歯を勧められたというわけです。
つべこべ考えず、痛がりの私が抜歯を決断。
超痛がりの私が。
■ 恐怖対策
決断したものの心は乱れていて、ここは対策をたてて臨むことにしました。通っている歯科の歯科衛生士さんと事前に相談して、(器具の音と処置中の先生の声がこわいので)イヤホンで音楽を大音量で聴きながら処置を受けることにしました。
曲目は悩んだ末に、ラフマニノフ作曲「ピアノ協奏曲第2番 第1楽章」 小山実稚恵さんのピアノ演奏です。
■ 本日のレポート
歯科へ行く準備をしていたら、緊張してきて手指が若干震えていました。「今から緊張しなくていいんだよ~」と自分に言い聞かせたけれど、緊張は抑えられず。自転車でなんとか歯科へ到着。
受付を終え、念のためトイレへ行きました。そしてイヤホンを耳にセットして「ちゃんと聴けるかな」と音楽を聴き始めました。手が冷たい。心臓の鼓動がえらく速い。「音楽に集中集中!」と目を閉じた。2分程したら肩をトントンされた。歯科衛生士さんである。何度か呼名されたようですが、聞こえていなかった💦
話が長くなりそうなので、診察室へ入る~麻酔までは省略(^_^;)
麻酔直前から大音量でラフマニノフをSTART。麻酔の針が刺さってから、緊張で下唇が震えだし、先生が配慮してくださって麻酔は短い休憩を入れながら打ってくれました。 誰かに手を握って欲しかった→ミニタオルを握ったらいい塩梅(あんばい)。指が冷たくなっている。心臓が巨大ポンプに化したようにバクバクしているが、己の体をどうにも制御できない。精神的な恐怖がこんなにも身体に影響するんだー、と実感。
さーて、抜歯である。ピアノの音に集中を試みる。集中することに集中(笑) たぶん痛いことをしているけど麻酔がしっかり効いている。とそこで、頭蓋骨がミシミシする音が!明かに耳から入ってくる音楽とは違って、頭蓋骨内が大ホールになって「ミシミシ」が鳴り響いていた。ミシミシは数秒だった。
しばらくすると、口角に糸を感じた。「縫っているの?」「もう?」
肩をトントンされ、「終わりました。ガーゼをかんでください」わずかに聞き取れた。
終わったのだ。 ホッとして放心状態でガーゼを噛みしめた。落ち着いてきたら、怖いもの見たさでトレーの上にある抜かれたばかりの生々しい歯を横目で見た。こんなことができたら、もう安心。
■ その後の経過は順調です
帰宅して早目に鎮痛剤を内服しました。15時位までジワジワと出血していたので、口の中が血生臭く、血液の味がしていましたが、夕方には軽減してきました。頬は少し腫れていますが、肌に張りがあります(*^^*) 口は大きく開けられず、笑うと違和感が強く、血の味がしてくるので、むっつり顔で過ごしていますよ~
ふ~っ、お疲れ自分!!
それでは、ごきげんよう~