読みたかった『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』を今日一気に読みました。
著者は洗濯ブラザーズです。
料理や掃除は沢山のこだわりがあるのに、不思議と洗濯はほとんど洗濯機任せです。
強いて言えば、私は手洗いが好きだったり、洗濯ネット3種類に愛着があるし、色褪せしないように裏返しで干したり、いつまでも日に当てないようにしていま~す。
こんな自己流?思い込み?の洗濯ライフなので、刺激を受けたくてこの本を読んでみました。
■ 洗濯ブラザーズ式 基本の洗濯術
本では【準備・本洗い・乾燥 仕上げ】の3ステップ別に解説されています。
個人的に印象に残ったことをチョイスしてお伝えしますね。
ステップ1 準備
プレウォッシュ(スプレー容器に、洗剤と水を1対1で準備する)で気になる汚れの箇所をスプレーし、15分置く。このちょっとした準備で、汚れが非常に落ちやすくなるそうです。
ステップ2 本洗い
衣類は水が直接ふりかかると大きなダメージを受けるため、水と洗剤を混ぜたところに衣類を入れる。(我が家はドラム式なので、これができません。ドラム式洗濯機を使っている場合には、洗剤と水をペットボトル容器等で混ぜてから、洗剤投入するといいそうです。) なお、洗濯ネット使用は、中の衣類が動かない大きさのネットを選びましょう。もしも衣類が動くようなら、ネットを結ぶといいそうです。
ステップ3 乾燥 仕上げ
紫外線によって服が色褪せたり、生地が傷むので、サーキュレーターを使用しての部屋干しを勧めています。乾かす部屋は、狭い>広い がベター。(室内干しの時には、なるべく広い空間で間隔を大きく開けて干していたので目からウロコ。)
■ ドライクリーニング
クリーニング店に出している服のほとんどは家でキレイに洗えます。
クリーニングに出すべき素材は、皮革・レーヨン・キュプラ・アセテートなど。これらに共通するのは水に弱いこと。(水で洗えないものはドライクリーニングをする。)
ドライクリーニングとは、水を使わずに(石油系の洗剤で)洗う技術です。石油系洗剤は油の汚れを落とします。汗などはドライクリーニングでは落ちません。⇒汗汚れが大半の学生服・ワイシャツは、実は洗濯の方がキレイになる。
■ その他
・日本の水は軟水なので、水そのものに洗浄能力があります。海外は硬水なので、汚れが落ちにくく、叩いて汚れを落とす「ドラム式洗濯機」が主流。
・汚れを落とすのは「すすぎ」で、この工程が重要。近年の洗濯機は節水モードで作られていて、(理想的なすすぎをするには)水が足りない。「洗い」でも水が少なく、汚れが浮き上がらない。⇒部屋干しのイヤな臭い、黄ばみ、黒ずみの原因になる。
・タオルと肌着は柔軟仕上げ剤を使用しない方がいい。タオルは吸水性が悪くなり、肌着は薬剤が肌に直接当たるため。また、柔軟剤は糸くずやホコリなどを洗濯機に付着させ、洗濯機のカビや汚れを加速させる。
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毎日洗濯をしていて洗濯が身近でありながら、知らないことが多々ありました。せっかく本を通してプロから教えてもらったので、プレウォッシュスプレーと洗剤と水を混ぜてから洗剤投入口へ入れてみようと思います。干し方は、室内では心もとないので、日に当て過ぎないよう工夫してみます。
おわりに からの抜粋です。「クリーニング業界の人間だから伝えられる洗濯の仕方。それをありったけ公開することでみなさんの服がキレイになりますように。洗濯することそのものが楽しい時間になりますように。それによってみなさんが少しでも幸せな気持ちに包まれますように。そんな思いでボクらは活動しています。」
それでは、ごきげんよう~