今回のテーマ 公団ゴシック…ご存知の方は「あー、あれね」と直ぐにご理解いただけるかと思います。 ピンと来ない方は、「この堅苦しい言葉は何のこと?」と思われるでしょう。とっても身近なんですよ(*^^*) なんとなく字体のことかなぁ?と予想されているかしら。
■ 公団ゴシックとは
運転中でも認識しやすくするために、日本道路公団が独自に開発したフォントです。文字の正確さよりも認識のしやすさ(視認性)に重きをおいています。見てみましょう。
わかりますか? 「あーっ!」
そうなんです!まるで間違い探しのような文字なんです。
文字のパーツが省略化され、点・線の数や位置が違います。
↓左右を比べるとよくわかりますね。
あらあら~。「(公団ゴシックを)書いてごらん」と言われても、ササッとは書けないですね~ 見れば見るほど面白い文字だな、と思って身近な標識の一字一字が気になってきます。
きっと小学生が気づいたら、口々に「これヘーン!」「習った漢字と違う!」と言いそうですよね。
■ 『公団ゴシック』から『ヒラギノ角ゴシック体W5』の時代へ
1963年から長く使用されてきた公団ゴシック、今は『ヒラギノ角ゴシック体W5』へ徐々に変更され始めているんです。
■ ヒラギノ角ゴシック体W5
この書体をまずは見てみましょう。
見ていて、自然と目に入ってきますね。
『ヒラギノ角ゴシック体W5』は、読みやすさと存在感を両立していて、テレビCM、テロップ、アップル社製品etc. 日常の多くのシーンで採用されている書体です。
■ ぜひ公団ゴシックを身近で探してみましょう
長年使われてきた公団ゴシックは、まだまだ全国で残っています。将来目にする機会が減り、珍しいものになるかと思うので、ぜひぜひ身近で探してみてくださいね。運転中はくれぐれも安全運転で~
それでは、ごきげんよう~